自然栽培 副業 事例

目次
副業としての自然栽培:モデルケース(例)
【前提条件】
- 作付面積:100㎡(約30坪、家庭菜園〜小区画農園規模)
- 作物例:自然栽培のミニトマト、葉物野菜など
- 稼働:週末(土日中心)、月20時間程度
- 売り方:直販(マルシェ・SNS・ECサイト)
■ 初期費用(概算)
項目 | 費用(目安) | 備考 |
---|---|---|
農地利用(市民農園または借地) | 約3万円/年 | 市町村の体験農園などを活用 |
土壌改良資材(米ぬか・腐葉土等) | 1万円前後 | 化学肥料・農薬不使用前提 |
農具一式(鍬・スコップ等) | 1〜2万円 | 初年度は最低限でOK |
種子・苗代(自然栽培用) | 約5千〜1万円 | 自家採種も検討可能 |
販売関連(パッケージ資材・ラベル等) | 約1万円 | ロゴ・デザイン作成費含む |
SNS・EC立上げ費用 | 0〜1万円 | BASEなど無料ツール活用可能 |
初期費用合計: 約6〜10万円(設備を抑えたミニマムスタート)
■ 年間収益モデル(目安)
項目 | 数量・単価 | 売上想定 |
---|---|---|
ミニトマト(年間100kg) | ¥1,000/kg(直販価格) | ¥100,000 |
葉物セット(月20セット) | ¥500/セット×6ヶ月 | ¥60,000 |
自家製ハーブ塩などの加工品 | 年間50セット×¥800 | ¥40,000 |
農業体験(年数回) | ¥2,000/人×50人 | ¥100,000 |
年間売上合計: 約30万〜35万円程度(販路が確保できた場合)
実質利益(経費差引後): 約20万円前後
■ スケジュール例(1年目)
月 | 活動内容 |
---|---|
1〜3月 | 情報収集、農地探し、種の選定、土づくり |
4〜5月 | 播種・定植、SNS発信スタート |
6〜9月 | 収穫・販売(マルシェ・SNS活用) |
10〜11月 | 加工品製造、簡易ECサイト開設 |
12月 | 来季準備、顧客フィードバック収集 |
■ 副業としてのポイントと成功の鍵
- 小さく始めて、徐々に規模・販路を拡大
- 自然栽培の“ストーリー”や“想い”を丁寧に発信
- 地域のマルシェやSNSとの連動が販路拡大のカギ
- 土壌改良と気候への理解が成功の重要要素
■ まとめ
初年度は利益より「経験と顧客接点の獲得」を重視し、2年目以降に加工品やECを組み合わせて収益化を加速していくスタイルが現実的です。
将来的には以下の展開も視野に入れることが可能です:
- 小規模6次産業化(加工→販売)
- カフェ・飲食店との提携
- 地方移住を視野に入れた本格農業転換
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